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グラビアアイドルの戦略に見るマーケティングの本質

[fa icon="calendar"] 2014.03.24 / by 櫛桁 一博

 トピックス: 考え方, 販促物

自撮りする若い女性

日々販促について学んでいると、日常生活においても意外なところでヒントに気づくことがあります。

少し前の話で恐縮なのですが、「グラドル自画撮り部」という言葉がネット界隈で話題になりました。

ご存知ない方のために簡単に説明しますと、グラビアアイドル(グラドル)である倉持由香さんがスマートフォンで自身を撮影した画像をツイッターに投稿し続けた結果、フォロワーが一気に増加。ついには、AmazonのDVDランキングで1位を獲得するという快挙を成し遂げます。

倉持さんはそれだけに飽き足らず、他のグラビアアイドルたちにもツイッターで共通のタグを付けて、自撮りした写真を掲載することを呼びかけます。そのハッシュタグが「#グラドル自画撮り部」でした。


ハッシュタグとは、ツイートにカテゴリをつけて検索しやすくするため、ツイートに「#xxx」と入れるタグのようなものです。イベントの際などにハッシュタグを決めてツイートすることで、同じイベントの参加者同士で情報を共有できます。同じ話題で盛り上がることもできます。
例: 「#○○大会」と付けてツイートすれば、「○○大会」についてのツイートだとわかります。「#○○大会」で検索すると「○○大会」についてのツイートのみを閲覧でき情報共有が可能です。
出典元 https://support.twitter.com/articles/20170159-


ブログやツイッターなどを使った倉持さんの一連の活動は、あなたのビジネス
にも役立ついくつかの「気付き」を得ることができます。

お客様の知りたい情報を意識して母数を増やす

ビジネスを成功させるためには、倉持さんもブログで語っているように、まずは興味を持ってくれる「母数を増やす」ことが重要。
そのためには「お客様の知りたい情報は何か?」ということを意識することがとても大切です。

倉持さんは、自身のツイートを一人でも多くの人に見てもらうために、自分の写真集やDVDを買ってくれそうな人が見たいツイートって何だろう?と考えた末、自撮り画像を投稿するようになりました。その結果、フォロワー(見込み客)を一気に増やすことに成功しています。

あなたの商品やサービスを買ってくれそうな人の「知りたい情報」をわかりやすく伝えることで、できるだけ多くの人に興味を持ってもらうことが販促物の効果を上げる第一歩となります。

言うは易しですが、これが意外と難しい。
商品やサービスに自信があるばっかりに、いきおいその特長やスペックなど、自分たちが言いたいことばかりを載せてしまっている販促物、結構見かけます。

いくらその商品やサービスが優れたものであっても、消費者は「自分に関係あるもの」にしか反応しません。「自分ごと」に感じてもらえなければ、ビジネスの成功はなかなか望めないでしょう。

お客様が知りたい情報とは何でしょうか?
もちろん商品やサービスのスペックも重要ですが、お客様が本当に興味があるのは、その商品やサービスがもたらしてくれる具体的なメリットだったりします。

あなたの商品やサービスを買ってくれそうな人に向けて、それを購入することによって、どんな「いいこと」がもたらされるのか、どんな「不安」「不満」「不便」が解消されるのかを具体的にわかりやすく伝えてみましょう。

「これは私に関係があるものだ!」
「これを探していたんだよ!」

と、「自分ごと」として感じてくれる人が増えれば、お客様の反応もきっと変わってくると思います。

情報の先出しは大切

倉持さんは「そんなに写メ載せたらDVD売れないよ」と周囲から反対されながらも、自撮りした写真をツイッターに投稿し続けた結果、多くのフォロワーを獲得して、AmazonのDVDランキングで1位となりました。

お客様にとって役に立つ情報は、出し惜しみをせずにどんどん発信していくことです。
例えば、花屋さんであれば、家庭でできるフラワーアレンジメントや簡単なブーケの作り方といったノウハウは非常に喜ばれるのではないかと思います。

出す情報、出さない情報のバランスは難しいのですが、お客様に「もっと知りたい!」「この人なら信頼できそう!」と思ってもらえたら、こっちのもの。お客様との信頼関係を築くためには情報の先出しはとても大切です。

あなたの商品やサービスに関連してあなたがその道のプロとして提供できる情報でお客様に喜ばれるものはないか、考えてみてください。それを様々な媒体を通して、積極的に発信していきましょう。

熱い想いを伝える

「自分だけが売れたい」ではなく、「グラビア界全体を盛り上げたい」という「心意気」に共感したファンも多かったのではないでしょうか。

この「心意気」、販促においても実は肝だったりします。前回の記事(ブランドのファンづくりを箱根駅伝中継に学ぶ)でも書きましたが、スペックや値段では違いを見出しにくい時代に、消費者は商品やサービスの向こう側にある、作り手や売り手の「想い」を知りたがっています。

商品やサービスの情報だけじゃなく、「この商品で地元を盛り上げたい!」「自分たちの技術でお客様を幸せにしたい!」など、商品やサービスに込めた「想い」を真摯に伝えることも、販促においてはとても大切なことです。

その「想い」にお客様が共感・共鳴して、「応援したい!」「どうせ買うならここで買いたい」など、あなたの商品やサービスを選ぶひとつのきっかけとなりうるのです。

あなた自身や商品・サービスのことをもっと好きになってもらえるためにも、あなたの熱い想いを積極的に発信してみてください。

まとめ

好みうんぬんの問題は置いておいて、SNSやブログの内容が食事の画像や告知ばかりのグラビアアイドルと、かたやファンが見たいと思う画像をせっせと投稿してくれて、時にグラビア界全体を盛り上げたいと語るグラビアアイドル、どちらがあなたの心の中に強く印象付けられるでしょうか?つまりはそういうことなのです。

あなたのマーケティング活動はいかがですか?
自分の言いたいことだけを叫んでいませんか?

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櫛桁 一博

著者: 櫛桁 一博

株式会社大和広告 クリエイティブユニット 統括リーダー 長崎県生まれ、宮崎県育ち。大学卒業後、熊本の経理事務所、福岡の印刷会社を経て現職。絶賛北上中。広告、DMなどのアナログ領域からオンライン・デジタル領域まで、お客様のマーケティング活動を支援。趣味は読書。好きな作家は奥田英朗。

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